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外壁塗装 塗料の種類について

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お世話になります、関西塗装防水センターです。

 

塗料の種類についてアップしていきます。

お客様からよくある質問で

「塗料は水性の方が良いの?それとも溶剤の方(油性)が良いの?」

と聞かれることが多々あります。

 

今回は水性塗料と溶剤(油性)塗料について

違いや特長を書いていきます!

 

 

 

◯水性塗料?溶剤(油性)塗料?何が違うの?

塗料は「水性」と「油性」の2タイプに分けることができます。

水性塗料」「油性塗料」ではどのような違いがあるのかをご説明していきます。

 

そもそも塗料の原料には、「顔料」「合成樹脂(シリコン、フッ素など)」「添加物」

といった固体が使われますが、このままでは外壁や屋根に塗ることはできないため、

液体である「希釈剤(薄め液)」で溶かし、塗りやすい状態に加工する必要があります。

 

希釈剤で薄めた塗料を塗って乾燥させ、蒸発させることにより顔料で着色し、

さらに合成樹脂の力で壁などを保護する効果を発揮できます。

 

要は希釈剤とは、ペンキを何で割る(薄める)かの違いにあります。

そしてこの希釈剤には、水性塗料の場合は「」が、

油性塗料の場合は「シンナーなどの有機溶剤」が用いられます。

つまり水性と油性の一番の違いは、希釈剤に水かシンナー

どちらが使われているかという点にあるのです。

 

 

身近なものでいうと、マジックペンがいい例です。

水性ペンはほぼ無臭なのに対し、油性ペンは少し臭いがします。

 

 

水性塗料」「油性塗料」の違いがわかったところで、

それぞれの特徴を説明していきます。

 

 

◯水性塗料の特徴

水性塗料のメリットは?

① 臭いがほとんど出ない

⇒希釈剤には「」をしようするため、

シンナーなどの独特な臭いがしない

 

② 1液性が多いので取り扱いやすい

⇒1液性とは塗料を希釈することなく開けた塗料をそのまま塗れる

そのため薄め過ぎたり、希釈材が足りていないなど

希釈が不要なので塗料本来の品質が保たれた状態で塗装が可能

 

③ 引火性がなく有毒性が低い

⇒シンナーなどの有機溶剤が入っていないため、

引火の心配もなく有毒性も非常に低い

 

 

水性塗料のデメリットは?

① 金属部分の塗装には適さない

⇒金属部分の下地には密着しにくい性質があるため、

トタンや金属サイディングなどの外壁材には使用が出来ない

 

② 艶が劣る

⇒油性塗料に比べて、施工後の艶が少ない

 

③ 濃い色に限界がある

⇒塗料を製造する段階で発色せず濃い色には限界がある

(※基本的に淡色系統がベースになる)

 

 

溶剤塗料のメリットは?

① 密着性が良い

⇒溶剤塗料は密着性が高いため、

どんな下地にも施工が可能

 

② 乾燥時間が早い

⇒シンナーと反応して乾燥(硬化)していくため、

乾燥時間が気温に関わらず一定で環境に左右されにくい

 

③ 艶が良い

⇒艶感が強く施工後に艶がしっかりと出るため

仕上がりが美しい

 

 

溶剤塗料のデメリットは?

① 臭いが気になる

⇒シンナー(有機溶剤)の臭いがするため、

施工中に臭いが気になる

 

② 2液性が多く取り扱いにくい

⇒2液性とは塗料をシンナーなどで薄めて使用する

主材(ペンキ)と硬化剤(希釈材)の2つの塗料を混ぜて使用するため、

希釈率を守り正しい分量で混ぜる必要があり

正しく配合しなければ、硬化不良などを起こし品質に関わる

 

③ 引火性があり有毒性が高い

⇒希釈に使用するシンナーは引火性が高い性質上、

保管場所や管理の仕方に十分な注意が必要になる

 

 

◯まとめ

水性塗料」「油性塗料」のメリットとデメリットを見比べていただくと

分かるように水性塗料のメリットは溶剤塗料のデメリットになり、

溶剤塗料のメリットは水性塗料のデメリットであり、反面性を持っています。

 

どちらが塗料が良いというわけではなく、下地に適した塗料を選択し、

ご要望に合った塗料を選択することが大切です。

 

実際のところ、数年までは溶剤塗料の方が良く長持ちすると言われていましたが、

近年では環境問題を重視しするうえで塗料の研究が進み、水性塗料の機能性が高まっています。

耐久性に関しては水性塗料も溶剤塗料もほとんど変わらなくなっています。

 

塗料を選ぶ際には、それぞれの特徴を踏まえたうえで、

水性塗料にするのか油性塗料にするのかを決めて頂ければと思います。

 

関西塗装防水センターでは数多くの塗料の取り扱いがあり、

それぞれおすすめの水性塗料、油性塗料をご提案しております。

他にも塗料で気になることがありましたらお気軽に聞いてみてください!

担当者が下地の状態を確認して、最適な塗料と仕上げをご提案します。